同窓会からのお知らせとお願い

今回は昨年にも増して、同窓会役員の協力が少なく同窓会運営が厳しい状況となりました。二月に本年役員会開催の案内を、各期の役員140名にはがきで送りました所、当日の参加は、正規役員はわずか5名、当日都合が悪く参加できないと言う返事が5名、残りは連絡がありませんでした。仕方がなく当日の参加者で今年の同窓会開催の予定等、計画を話し合いました。また昨年来立ち上げ運営して参りました同窓会のホームページ担当の役員が運営委員を辞退してしまい今後のホームページ制作に関しても厳しい状態に追い込まれました。 

一昨年岩井田事務局長のほうから、同窓会運営に関して新しい企画を考えて欲しいと相談を受け、「会報誌のリニューアルと、ホームページ運営を早くされた方がいいと思います。」とアドバイスをいたしました。後日、同窓会役員会におきまして「会報誌のリニューアルとホームページ運営」と言う大きな二つの改革案が持ち上がりました。会報誌に関しては、どのような物を作ればよいのか分からない、見本を作って欲しいと言うことから、同窓会役員全面バックアップと言う言葉に乗せられ、(言葉だけでしたが)前回は何とか作り上げました。

今年こそは、役員の皆さんで意見を出し合い作ることができると考えていたのですが、私の考えが甘かったようです。社会状況が厳しい中から同窓会運営も大変だと考えてはいましたが、思っていた以上に厳し状況になってしまいました。松涛ブリーズ制作に関し記事をお願いしたくても、役員会の参加者がいないのですから、頼むことも出来ず、どのように作れば良いのか悩みました。昨年皆様にお送りした、住所確認葉書の近況報告欄に便りを書いて、送って下さった方々の中に「同窓会の会報を楽しみにしています」と言うおはがきがありました。諸事情から遠方に引っ越された方々程、母校の様子を心配されているようです。

学校の方は、伊藤会長の努力も有り、松涛ブリーズの中に掲載されている、会長の文面に書かれておりますように、前向きな方向で進み始めています。残念なことに同窓会の方が、それに引き換え存続し続けていくことが、厳しい状況に来ています。日々お忙しいことと思いますが、何とか各期から一人で良いですから、同窓会運営に役員を出して頂きたいと思います。

伊藤会長と岩井田事務局長の方から「同窓会運営が厳しい状況です、何とか運営を続けたい。自分たちは今回選挙があり動くことができません。申し訳ないですが、ブリーズ制作だけでなく、ホームページの制作も平行して引き受けて貰えないか」と言う、本当にもうメチャクチャ調子のいいお願いを受けました。

幼いころに祖父たちから、松涛中学校創立の苦労話を聞いて居りますので、母校に対する愛校心は強く持っております。とにかくやれるとこまでやってみましょうと、また懲りずに引き受けてしまいました。

会報の発行に関しては、郵送費用の関係からいずれ、お送りすることは不可能になると思われます。近々、電話の普及以上にインターネットが日常生活の中において不可欠な物となります。

今回会報誌に変わる物として、ホームページをできる範囲ですが、きちんとした形に作りたいと考え制作に取り組みました。何分にも、ブリーズ同様ホームページ制作もスタッフが居ないため、本を片手に勉強しながらの作業となり大変苦労致しました。
色調は松涛らしいカラーとし、派手な色は使わず飽きのこない物をと考えました。コンテンツも受け取る側の環境等を考え、特殊なものは使わず、又ボタンなども大きく作り、小学生から高齢者まで、分かりやすい物をと心がけました。商業サイトと比べると物足りなさを感じるかも知れませんが、ご了承下さい。そのかわりに、ホームページの中に各期ごとの掲示板を作りました。同窓生の皆さんが、同期の卒業生と交流を持つことができればと考え、モニターの画面を通してですが、日常忙しい中、松涛の懐かしい中学時代の思い出に出会える場所になればと、思っています。

ホームページ利用に関しましては、パソコンを使わなくてはならない為、機会操作を苦手とされる方は敬遠されるかもしれませんが、これを機会に、お子さんなり、お孫さんなりにアドバイスを受けながら始められてはどうでしょう。伊藤会長もホームページを運営されています。パソコンを敬遠していた岩井田事務局長も勉強を始めたようです。????

どうも私の周りの人たちのなかで、パソコンを特殊な道具のように考え敬遠されている方が多いように思われます。パソコンはコミニケーションの道具として使うと楽しい物になります。同窓会は同期会と違い、参加者とのコミニケーションが取りにくい物です。役員の皆さんも積極的に掲示板等を利用され、役員同士の交流を深めて行って欲しいと思います。コミニケーションが上手く取れるようになれば、同窓会も、再生できるでしょう。

卒業アルバムの整理、及び画像のデーター化。苦労はいたしましたが良い勉強になりました。永見教頭に協力を頂き、学校にあります過去の資料等、閲覧させていただくことができました。

過去に私が祖父たちから聞いていた話を、写真を通じて再確認する事ができました。50数年の歴史を調べる中で、強く印象に残った写真が数多く有りました。その中の一つに、松涛中学の建物を建てる前の敷地を新入生たちで、草刈をしている様子を写している写真が有ります。その写真の脇に添えて書いてあるコメントに「校長先生も上着をぬいで、とってもとっても取りきれない、裸になってやりましょう。ここが僕らの学校になるならば」と言う文面が書かれていました。決して上手い写真でも、文章ではないのですが、何か、今の時代が忘れている、大事なものがそこにある様に思えました。学校をなくすのは簡単ですが、作り上げると言う事は、本当に大変なことだな〜と、考えさせられました。機会がありましたら、皆様にお見せしたいと考えて居ります。

また、今回ブリーズ及びホームページ制作の為、卒業式、入学式、運動会、と、学校の各種行事に参加いたしました。外から見ていたときには、生徒数が少ないため、各行事等、寂しい物になるのではないかと考えていたのですが、実際に現場に参加いたしまして、まったく違う感想を持ちました。ブリーズの表紙写真や、卒業式の終わったあとの写真で感じていただけると良いのですが、みんな仲がよく、先生方とのコミニケイションが、すごくよく取れていて、アットホームで、とても暖かい感じを受けました。

生徒数が少なくても各種行事における準備等の仕事は同じだけある為、先生方は大変です。皆さん一生懸命やられているのを見て、感心いたしました。私の中学生時代は、ベビーブームの時でしたので、一学年に400人くらい生徒が在籍していた為、自分と先生の距離が非常に遠く感じられました、今の松涛を見るとうらやましく思え、今自分が若ければ、松涛に入りたいな〜と、思いました。学校の方はどうやら進む道が見えて来たように思えます。むしろ同窓会運営の方が、曲がり角を迎えているようでとても心配です。

今後運営を続けて行くには、運営資金などを考え合わせた時、インターネット等新しいシステムを利用して行かざるを得ないと思います。役員並びに同窓生のみなさんのご理解、協力をお願いいたします。近年松涛の新入生が少なくなって行った事で、少子化の問題はもちろん有りますが、それとは別に、こんな噂話が私の所に入ってきていました。「松涛はすぐになくなるから、入っても途中で転校しなくては成らなくなる」と言うような話でした。松涛ブリーズの文面にも有りましたように、松涛にはそのようなことは無いそうです。根も葉もない噂に惑わされないためにも、正しい情報を伝え合う事が大事です。松涛中学が新しい方向で進みだして居る事を、卒業生の皆さんで広く中学進学のお子さんをお持ちの御家族に伝えてあげてください。松涛が新しくなる事を学校の先生や生徒、父兄などだけでは、限られた範囲にしか声が届きません。

学校も卒業生の応援を期待しています。少しづつですが、新入生も増えて来ています。新しい形での松涛中学校が、出発するようです。学校名等が変わってしまうかも知れないのが、少々淋しい気も致しますが、時代の流れなのでしょう。どうぞ松涛中学校ならびに同窓会に対し卒業生の皆さんで応援をよろしくお願いいたします。

今回松涛ブリーズ制作に関しましては、14期の河合様(デザイン)14期磯田様(印刷)、またホームページの資料作りに際し機材を、元PTA会長の益田様にお借りいたしました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。御協力本当にありがとうございました。

今期は同窓会役員会の改正の年だそうです。新しい組織作りをしたいと会長が申して居りました。住まいが遠い方でも、ホームページの運営等のお手伝いをして頂けるようでしたら、事務局に御連絡を下さい。もちろん近くにお住まいで、同窓会の力になっても良いと思われる方、連絡待っています、よろしくお願いいたします。

同窓生の皆様、同窓会運営に際し、協賛広告並びに、御寄付を、賜り大変感謝いたして居ります。どうも有難う御座いました。

15期 佐藤 豊