2003年2月8日 東京新聞の記事


東京新聞に載った記事です。

多教科もスピークイングリィシュ。 渋谷区立松涛中、公立離れ”切り札”
東京都渋谷区の区立松涛中学校(畑野信晴校長、生徒数52人)2004年度から、英語以外の教科で英語以外の教科で英語を使った授業が実施される。少子化と私学志向の定着による公立離れに歯止めを掛けようというのが狙い。区立教育委員会では「公立学校では全国的に例がない取り組み」だとしている。
英語での授業を想定しているのは美術や音楽、体育など。朝礼やホームルームでも英語を使う。区内にある英国、英国人学校から、英国の教員資格を持つ教師が派遣される。背景には、深刻な「私学流出」がある。学区内の八割近い生徒が私立中や国立中に入学しており、同校の来年度の新入生も十数人という状況だ。
神山隆吉教育長は「具体的なカリキュラムは決まっていないが、コミニケイションの道具として英語になじんでもらいたい。魅力のある学校にして、私学への流出に歯止めをかけたい」と話している。